桑畑かほる 【動画】ネガティブ・スペース アカデミー賞短編アニメ賞ノミネート作品、そしてそれ以外の作品もかわいい!

第90回アカデミー賞へのノミネーションが発表され、
メイクアップ&ヘアスタイリング賞に、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』に特殊メーキャップアーティストとして参加した辻一弘さんが、
短編アニメ賞に、桑畑かほるさんが共同監督を務めた『ネガティブ・スペース』が選出されました。
桑畑かほるさんの作品は人形などを少しずつ動かして撮影したストップモーション・アニメです。『ネガティブ・スペース』以外にもかわいい作品が多くあります。

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桑畑かほるさんについて

1981年生まれ。東京出身。
2007年によりアメリカ人の夫マックス・ポーターさんと共同で「Tiny Inventions」を設立し、
主にCGと手作業を混ぜた手法を得意とし、TVコマーシャル、ミュージックビデオ、短編映画の制作をされています。
作品はサンダンス映画祭やアヌシー国際アニメーション映画祭など400以上の国際映画祭で上映し、
ナッシュビル国際映画祭のベストアニメーション賞など40以上の映画祭にて受賞されました。
コマーシャルや短編映画を作られています。

Received SPECIAL JURY PRIZE from Indie Anifest in South Korea 🇰🇷✨🌟🎉✌🎈🎉🇰🇷#negativespacefilm #animationfestival

Max Porter & Ru Kuwahataさん(@tinyinventions)がシェアした投稿 –

また、アニメーション以外にも、マンガも作成されているんです。
日々のくだらない事や、昔の思い出などを記録・保存するという意味で「PICKLE JAR(ピクルスの瓶)」という題名をつけられています。

引用元:http://www.tinyinventions.com/main/


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アカデミー賞ノミネート作品

アカデミー賞ノミネート作品のトライアル版がこちら。
「Negative Space」

Negative Space – Trailer from Tiny Inventions on Vimeo.

そしてメイキング映像も見つけました!

引用元:rtbf.be

この物語は、お父さんが息子にパッキングの方法を教えるという内容なのだそうですが、
ネガティブスペースとは、デッサンやデザイン画などの背景にあたる空白の部分という意味なんだそうです。
パッキングのスキマと、男の子の心のスキマを描いているのでしょうか。

トライアル版の映像を見るだけでも、人形の細かい表情まで表現されており、
男の子の感情まで伝わってくるようですね。

アカデミー賞ノミネートの知らせを知ったときの驚いた表情もFacebookにUPされていました。
普段、あまり大きなリアクションをしないマックスさんが驚きの表情を見せたことに、桑畑さんはびっくりされたそうです。

アカデミー賞の発表と授賞式は、3月4日、ハリウッドで行われます。
桑畑さんは、アカデミー賞受賞に対しては、「正直無理だと思う。それよりも現実の仕事をこなしていきます。」とおっしゃっていましたが、こんなステキな作品ですので、ぜひ受賞してほしいですね。

これまでの作品

「Something Left, Something Taken」Full Version

Something Left, Something Taken- Full Version from Tiny Inventions on Vimeo.

「Between Times」
小さな街のパン屋での、ある日の鳩時計のお話です。
人によって時間がゆっくり流れたり、ものすごい早さで去ってしまったりと、色々な人の時間に対する想いが物語になっています。

ニューヨークに10年間住んだ後に、のんびりとしたオランダの田舎町に引っ越し、時間の流れの違いに戸惑われ、
そんな想いを映像にしようと時間について色々と調査し始めた所、アインシュタインの相対性理論に辿り着かれたそうです。
熱いストーブの上に手を乗せると一分でも一時間くらいに感じますが、かわいい女の子と一緒に過ごす一時間は一分にしか感じられない・・・という事ですね。

Between Times from Tiny Inventions on Vimeo.

「Perfect Houseguest」
整理整頓が大好きでお行儀の良い、完璧なお客様が訪ねてきたお話です。
このお話を思いついたきっかけは、
前年まで借りていたアトリエにネズミが大量発生してしまい、ある日、セットの中にフンを発見し、「きちんとトイレに行って、制作を手伝ってくれるネズミだったら大歓迎なのにねー」と言った事がきっかけだそうです。
お客様のネズミが、最後に靴を脱いで自分のお家に帰っていくところがとってもかわいいんです。


Perfect Houseguest from Tiny Inventions on Vimeo.

実写とCGとがごちゃ混ぜになり、どれが実写でどれがCGかわからない、
でも、映像を見ていると、そんなことどうでもよいぐらい物語に引き込まれていく、
そんなところが桑畑さんの作品の魅力なのではないでしょうか。

1つの作品を作るためには、
費用も時間も非常にかかるということなんです。

大体、数か月から半年ほどかかるそうで、

費用に関しては、助成金はほとんどなく、あっても芸術枠としてなので、
油絵や彫刻、インスタレーションに比べてアニメーションの立場は弱く、あまり期待できないのだとか。

桑畑さんの場合、
短編一本目の『Something Left, Something Taken』は微々たる助成金と、残りの99%は自費でまかなったそうです。
二本目の『Between Times』は、オランダのレジデンシーでヨーロッパの助成金が入り、50%が助成金、残りは自費での制作となりました。
三本目の『Perfect Houseguest』は、自費と勤めている美大の教授用研究費で制作され、
四本目の『Negative Space』は、ヨーロッパの助成金を頼ってフランスでの制作となられたそうです。

作品を見ると、
ものすごく時間もお金もかかるだろうことは想像できるのですが、
それを捻出することが難しいようですね。

何気ない日常から作品のヒントを得て、
こんなにステキな作品を作られる桑畑さんから、これからも目が離せません。

かわいらしい作品をこれからも楽しみにしたいと思います。

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